ささきあり with happiness

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Xデー

とうとう、その日がやってきてしまいました。

小4の息子が帰るなり、
「Wさんちはね、お父さんがサンタだったんだって。
うちもお父さんとお母さんがサンタなんだね」

ばれてしまったか。
しかたがないと、うなずくと。

「やっぱり、そうだったんだ……」

え!? 半信半疑だったの?
まだ否定してあげといたほうが、よかったかしら。
と、後悔していると、
息子がぽろぽろと泣き始めました。

私はあわてて、聞きました。
「おとうさんやおかあさんがサンタだとわかって、
ショックだった?」

息子が首を横に振ります。
「うれしくて、感動しているの。
お父さんとお母さんが、どんなにぼくのことを
思ってくれているか、わかって……」

思わず、もらい泣きしてしまいました。
親冥利につきます。

しばらく泣いた後、息子がまた聞いてきました。
「お母さんたちは、いつ、サンタになりなさいって、言われるの?」

え!? 
どうやら、親がサンタになるのは、国家政策、もしくはサンタさんからの委託かと思ったらしい。

「だれからも、いわれないよ。
親はみんな、子どもに夢をあげたいんだよ。
きみも大人になったらわかるよ」

それから、またひとしきり泣いて、ぽつり。
「高価なプレゼントを買ってもらうと、
年末になると、お金がなくなりそうだなあって、
心配になっちゃう」

ああ……、親の懐が心配になるなんて、かわいそうに。

「だいじょうぶ。1年かけて、がっつり稼ぎます。
お父さんもお母さんも、がんばるよ!」


そして、夜。ふとんに入りながら、
「Yくんちは、本物のサンタがきたんだよ。
マンションの1階だから、サンタが入れたんだね。
サンタさんは、どうして、子どもがいる家だって、
わかるんだろう?」

え??
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by arisasaki | 2011-12-20 07:16 | 家族のこと | Trackback
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