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大分の旅 後編「国東半島史跡めぐり」

大分には初めて来たのですが、こんなに山が多いとは。
山が多いので町は海沿いにあって、
山と山の間の谷に、集落があるのですね(バスの中から撮影)。
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山から山へと続く景色を見て、森川成美さん作『アサギをよぶ声』(偕成社)を思い出しました。
アサギたちの世界が、大分の風景に重なったんです。

森川さんは大分県ご出身なんですよね。
原風景なのかなと、思ったりして……。

さて、大分2日目は、大分交通 定期観光バス「国東半島史跡めぐり」に参加しました。
(今回、話が長いです)

仏像好きのに、「国東半島の磨崖仏は見たほうがいい」と勧められ、申し込んだわけですが、
ちょうど大分交通創業120周年記念とのことで、定期観光ツアーが9月まで半額キャンペーン中。
おお、ラッキー!

うきうきして乗車したところ、ベテランのガイドさんより
「このコースは1万歩は歩きますからね、覚悟してください」との、第一声。

ええっ、聞いてないよ!

ガイドさんはとても魅力的なキャラクターで、人間が太いというのでしょうか、
どこへ行っても親しい人がいて、名刹のご住職さえも「かなわない」ような貫禄。
いいわあ、物語に登場していただきたいわあと、すっかり魅了されてしまいました。

まずは全国八幡宮の総本社である、国宝の宇佐神宮へ。
上宮、下宮とも、それぞれ3柱が祀られています。
出雲大社と同じく、「二拝、四拍手、一拝」が作法だそうです。
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続いて、これまた国宝の「富貴寺」大堂。
(いい写真が撮れなかった……)
阿弥陀三尊像が安置され、いまはほとんど剥落してしまった壁画があります。

国東半島は、「六郷満山」という、6つの里(郷)の谷々で発展した寺院群があり、
宇佐神宮の神仏習合の影響を受けながら、山岳宗教と融合したそう。

明治に出された神仏分離令も、
「国東は陸の孤島だったから、そのままの信仰が残った」とのこと。
神仏習合なので、お寺の住職は神職も兼ねていたそうです。

富貴寺のご住職いわく、
かつて六郷満山の僧侶は専門職ではなく、農業を営みながら寺も守っていたそう。
いまは、檀家が少ない or いないため、やっていくのが大変で、住職のいないお寺も多数あるとか。

現在も10年に1度「峯入り」修行が行われていて、
完遂すると、六郷満山の住職にもなれるそうですが……(次の峯入りは3年後)。

続いて、真木大堂で重要文化財の仏像を拝顔したあと、
いよいよ、熊野磨崖仏へ。

看板ネコ?が昼寝する案内所で杖をかりて……。
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参道をずんずん上っていった後に、
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石段! しかも、この上の石段は不揃いで、大小さまざま、ランダムに積み上げられているんです。
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ひいひい言いながら上った先に……。
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素朴な顔立ちの大日如来と不動明王が、岩壁に刻まれていました。
なかなかの迫力。登ってきたかいがありました。

さらに上ると、熊野権現を祀った神社。
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そうして、さきほどのランダムな石段を降りきると、ひざが笑いました……。

バスの中から、財前墓地や、集落にある小さめの磨崖仏などを見つつ、
最後は、両子(ふたご)寺。
国東半島の中心にあって、六郷満山の総寺院。
不動明王を安置する本堂の護摩堂もいいけれど、とてもよかったのは、奥の院。

力持ちのお坊さんが一枚の大石をひきおろしてかけたという「鬼橋」を渡ると、
左手に渓流を伴う石段があって、
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石段を上がって進むと、崖につくられた奥の院がありました。
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裏の洞窟に入ると、不老長寿の霊水が湧き出している(「飲むのは自己責任で」と、ご住職)
ということでしたが、霊水は見つけられませんでした。

山門からの石段にはじまり、この寺はどこもかしこも絵になります。
紅葉の季節に行ったら、またいいでしょうね。
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これでツアーは終了。
私は大分空港で、ひと足先に下車しました。

あ〜、大満足。
民の信仰がぎゅうっと凝縮された地を巡れて、よかったです。

最後に、大分の食。

だんご汁。山梨のほうとうに似ているけれど、ほうとうより、さっぱりしているかな。
小鉢の切り干し大根がパリパリして、おいしかった。富貴寺そばの店「榧(かや)の木」にて。
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とり天もはずせないでしょ。ということで、季節限定「とり天ぶっかけうどん」
さっくりしたとり天、うまし。大分空港のレストランにて。
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親しくなった方にごちそうになった、まるごとピーチケーキ。
まるまる一個の桃の中にスポンジと生クリームが入っている、みずみずしいスイーツ。
大分駅ビルのケーキ屋さんでテイクアウトしました。
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大分の海鮮は逃したので、次にいただきたいと思います。

ということで、大分の旅レポートはおしまい。
長々、読んでくださり、ありがとうございました。
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by arisasaki | 2016-07-26 15:47 | レポート | Trackback
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