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トルクメニスタンの文化

先日、NPO法人国際芸術家センターのお誘いで、トルクメニスタン大使館へ行ってきました。
駐日大使館開設2周年を記念した、文化紹介イベントがあったのです。
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中央アジアのトルクメニスタンは、1991年10月27日にソ連から独立。
1995年に国連総会で「永世中立国」として承認されました。

国の大半は砂漠。
豊富な天然ガスと綿花の輸出で、高い経済成長率を保っています。
首都アシハバードは「中央アジアのドバイ」ともいわれ、白い大理石の建築が並びます。

女性が着ているのは、刺繍の入った民族衣装(長いドレス)。
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髪の毛は、毛糸で編んだひもを入れて三つ編みにします。
既婚女性は三つ編みを背中側に編み、
未婚女性は、三つ編みを前にたらすように編みます。
これに帽子をかぶり、赤い民族衣装を着ていたら、大学生なんだそう。

伝統的な手工芸としては、じゅうたんがあります。
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じゅうたんの模様は5つの州ごとに特徴があり、
いずれも、トルクメニスタンの世界観やくらしを表しています。

たとえば、じゅうたんの端にある3つに連なる玉の模様は、
世代が次から次へと続いていくことを表し、
四角いラインは大地を表すというように、それぞれに意味があるそうです。

その他の民芸品の数々。
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代表的な料理は、米料理のパラフや、タンディールというかまで焼くナンや羊の肉などですが、
今回は、代表的なお菓子をいただきました。
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上の写真、左の揚げ菓子は、ピィシメ。
子どもが生まれたとき、お祝いで配るお菓子だそう。
甘くなく、かためのあげパンといった感じ。素朴な味わいです。

下の写真、左のロールパンみたいのは、ロガリキ。
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くるみと砂糖のペーストや、ドライフルーツのあんずやレーズンを巻いて焼いたもので、
これも素材の甘さだけで、とてもおいしかったです。
右は、カラクルという、ジャム入りのクッキー。

ドライフルーツが、これまたおいしい。
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特に、あんずは日本にあるものより大きく、厚みがあって、色が濃い。
買いたい!と思ったのですが、日本では手に入らないそう。
どこか輸入代理店が販売してくれないかなー。

お茶は紅茶も飲みますが、緑茶も多く飲むそう。
写真は、ガンパウダーと呼ばれる、まるまった茶葉のパッケージ。
蒸さないで、炒るだけの製造方法のため、
日本の緑茶よりあっさりした感じでした。
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最後に、刺繍の入ったポーチと、スマホ入れをお土産にいただきました。
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知らない文化に触れるって、ホント楽しいですね。
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by arisasaki | 2015-04-25 23:21 | レポート | Trackback

ブランド名は「シンデレラ」

かぼちゃの馬車に乗って、舞踏会に参加したのはすでに過去。
シンデレラの朝はこれまでと同じく、暖炉の灰をかき出す仕事に始まりました。

(こうして、変わらない毎日を送っていくんだわ……)

シンデレラがため息をついたそのとき、ドアが開きました。

「王子さまが、ガラスのくつが合う女性を探しておられます。
あなた方も合わせてください」

執事がガラスのくつを持ってきたのです。

お姉様方は早速、足を入れましたが、入りません。

「さ、あなたも」
執事がシンデレラの前にくつを置きました。

トクン。

シンデレラの胸が高鳴りました。
(これで、私もやっと、つらい毎日から解放される。
夢に見た生活が始まるんだわ)

そっと、くつに足を入れると……、
「あ、あれ?」
どういうわけか、入りません。

慣れないくつをはいて、ダンスをしたので、足がむくんでいたのです。
「うそっ」
シンデレラは足をぐいぐい押し込みましたが、やはり入りません。

そこへ、王子さまがやってきました。
「セバスチャン、どうだい?」
執事は首をふりました。
「ここで最後でしたのに、くつが合う女性はいませんでした」
「そっか、この国の人ではなかったのかな……」

シンデレラと目が合っても、王子さまのがっかりした表情は変わりません。
王子さまの記憶にあるのは、着飾ったシンデレラだったのです。

プチッ!
シンデレラのなかで、なにかが切れる音がしました。

(結婚したいなら、顔ぐらい覚えとけや、このボケがあ!)

王子さまが去った後、シンデレラは目が覚めた思いがしました。

(私はいったい、何を待っていたのかしら。
玉の輿に乗れば幸せになれるなんて、ファンタジーだわ。
人生に棚ぼたなんてない。
今を変えたいなら、自分の力で変えなきゃ!)

それから、シンデレラは、くつを作る仕事を始めました。

そのくつは、女性の足にやさしくフィットすると評判になり、
飛ぶように売れました。

やがて、シンデレラは気の合う靴職人といっしょにくらし、
さらに、くつの製産・販売を拡大していきました。

今では、「シンデレラ」は、国内外に広く知られる、くつのブランド名となっています。

めでたし、めでたし。
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by arisasaki | 2015-04-21 10:00 | 思いつき | Trackback

毎日小学生新聞:きょうのなぜ? ツバメはなぜ春に来る?

毎日小学生新聞4月19日掲載「きょうのなぜ?:ツバメはなぜ春に来る?」を書かせていただきました(イラストは、うちやまだいすけさん)。
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ツバメは人の往来が多いところに巣をつくるので、
巣のある店は繁盛している証にもなり、
むかしは、縁起のいい鳥とされていました。

しかし近年は、フンで汚れることから、巣を撤去する例が多いそう。
一方で、フン受けを設置して、ツバメの子育てを見守っているところもあります。

ツバメが子育てしやすい環境は、
エサとなる虫が多く、近くに田んぼや水辺のあるところ。

ツバメの巣や、巣立つヒナの数を記録していくと、
周辺の自然環境の変化も見えてくるそうです。

日本野鳥の会は、全国のツバメ情報を集め、分析するため、ウェブサイト「ツバメの子育て状況調査」を開設しています。

ツバメを見つけたら、投稿してみてはいかがでしょう?

記事は毎日新聞社のサイトでも、読めます(無料の登録が必要です)。
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by arisasaki | 2015-04-19 12:33 | 新聞 | Trackback

おんなのこ どうぶつの めいさくえほん

西東社「おんなのこ めいさくえほん」シリーズの新刊、
「おんなのこ どうぶつの めいさくえほん」が出ます。

タイトルどおり、今回は動物が登場する名作をラインナップ。
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かえるひめ、マーシャとくま、ちいさなサンボ、ビロードうさぎ
てぶくろ、幸福な王子、どんぐりと山猫、きつねの嫁入り、
黒姫と竜、雪わたり、セロひきのゴーシュ、おおかみの恩返し、
十二支のゆらい、ごんぎつね、ナイチンゲール、九尾のきつね、
ニルスのふしぎな旅、黒馬物語、名犬ラッシー、てぶくろをかいに、
スーホの白い馬、いのししの勇者フォーミィ、ハチこう

の23話です。

今回もかわいいイラスト満載です!
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by arisasaki | 2015-04-17 21:40 | 出版 | Trackback

日本児童文芸家協会創立60周年 その3

日本児童文芸家協会創立60周年記念誌
『きょうも、書いている。』(非売品)が発行されました。
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時代背景とともに協会を追っていくと、児童書の変遷も見えてくるので、
ある意味、児童書界の60年がぎゅっと凝縮された読み物になっていると思います。

そして、記念展覧会「物語をつむぎつづけて 絵本と童話のいままでとこれから展」
も、残すところ2日となりました。
広報委員会が、特設サイトに次々と新着情報をアップしてくれています。

私からも、5階で展示されている児童雑誌について追加情報。
5階では、小学館の学年別雑誌や少女向け雑誌なども展示しています。

学年別雑誌は大正時代に創刊され、
戦時中は「良い子の友」や「少國民の友」に統制されましたが、
昭和21年に復刊。
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学習ページもありつつ、マンガや読み物の多い娯楽雑誌として人気を博したそうです。
当協会の作家たちも多数、読み物を執筆していました。
内容は、伝記や再話が多く、創作は少なかったようです。

少女向け雑誌としては、小学館「女学生の友」や、講談社「なかよし」の付録誌などを展示しています。
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いずれも戦後まもなく創刊されました。
少女マンガ月刊誌として今も残る「なかよし」は、当時は絵物語、マンガ、グラビアの3本柱で、
絵物語に、協会の作家であった三谷晴美(瀬戸内寂聴の当時のペンネーム)や、吉屋信子の少女小説、
村岡花子の翻訳小説などが掲載されていました。

これらを読むと、作家たちの通ってきた道がわかります。

私も今の仕事をひとつひとつ丁寧にやっていこうと、思ったしだいです。

展示は4月12日午後5時までです。
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by arisasaki | 2015-04-11 12:17 | レポート | Trackback

ありのたんけんたい

数日前、作家仲間(といっても大先輩)のすとうあさえさんのブログで、ありのお花見の話題が出て、ひとしきり、「あり」話で盛りあがりました。

と、タイミングよく、
「ありの たんけんたい」(作/ささきあり、絵/笹沼 香)が掲載された
保育雑誌「ワンダーブック」5月号が届きました。
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笹沼香さんの描くあり、とてもかわいいです。

これは、かつて掲載されたものの再掲載で、
ありから見たら、お弁当もこんな風になるという、ミクロ・アドベンチャー ストーリーです。

作品自体は、私が初めて描いた習作絵本がもとになっておりまして、
保育雑誌の初仕事にもなったので、再掲載されて、うれしいです。

今春は、いろんな意味で、スタートラインに立った気がしています。
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by arisasaki | 2015-04-04 20:20 | 出版 | Trackback