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横浜山手西洋館 絵本フェスティバル

いよいよ、明日29日から、
「横浜山手西洋館 絵本フェスティバル」がはじまります。
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私たち日本児童文芸家協会は、ベーリックホールで催しを行います。

■会員である児童文学作家の絵本や読み物を、約300冊展示。
■2階の1室は「詩のお部屋」として、会員の詩集を展示。来館者も、詩作に参加できます。

■29日13〜14時 作家による絵本の読み語り

■30日(土)11〜12時、作家による絵本の読み語りと、紙芝居。
 それに、昨年まで小学3年生の音楽の教科書に載っていた「山ねこバンガロー」の作詞をなさった長井理佳さんといっしょに、曲の演奏&合唱を行います。

■同日14〜15時、『へびのかんごふさん』の作者・穂高順也さんと、『ざぼんじいさん』の作者・すとうあさえさんのトークショー。

■31日(日)11〜12時、作家による読み語りライブ「キッズブックらいぶ」
 
■同日 13時〜、山本省三さんのワークショップ「かんたん、びっくり 飛び出す絵本をつくろう!」(要予約)

などを予定しています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

みなさまのご来館をお待ちしておりまーす。
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by arisasaki | 2016-07-28 10:33 | お知らせ | Trackback

大分の旅 後編「国東半島史跡めぐり」

大分には初めて来たのですが、こんなに山が多いとは。
山が多いので町は海沿いにあって、
山と山の間の谷に、集落があるのですね(バスの中から撮影)。
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山から山へと続く景色を見て、森川成美さん作『アサギをよぶ声』(偕成社)を思い出しました。
アサギたちの世界が、大分の風景に重なったんです。

森川さんは大分県ご出身なんですよね。
原風景なのかなと、思ったりして……。

さて、大分2日目は、大分交通 定期観光バス「国東半島史跡めぐり」に参加しました。
(今回、話が長いです)

仏像好きのに、「国東半島の磨崖仏は見たほうがいい」と勧められ、申し込んだわけですが、
ちょうど大分交通創業120周年記念とのことで、定期観光ツアーが9月まで半額キャンペーン中。
おお、ラッキー!

うきうきして乗車したところ、ベテランのガイドさんより
「このコースは1万歩は歩きますからね、覚悟してください」との、第一声。

ええっ、聞いてないよ!

ガイドさんはとても魅力的なキャラクターで、人間が太いというのでしょうか、
どこへ行っても親しい人がいて、名刹のご住職さえも「かなわない」ような貫禄。
いいわあ、物語に登場していただきたいわあと、すっかり魅了されてしまいました。

まずは全国八幡宮の総本社である、国宝の宇佐神宮へ。
上宮、下宮とも、それぞれ3柱が祀られています。
出雲大社と同じく、「二拝、四拍手、一拝」が作法だそうです。
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続いて、これまた国宝の「富貴寺」大堂。
(いい写真が撮れなかった……)
阿弥陀三尊像が安置され、いまはほとんど剥落してしまった壁画があります。

国東半島は、「六郷満山」という、6つの里(郷)の谷々で発展した寺院群があり、
宇佐神宮の神仏習合の影響を受けながら、山岳宗教と融合したそう。

明治に出された神仏分離令も、
「国東は陸の孤島だったから、そのままの信仰が残った」とのこと。
神仏習合なので、お寺の住職は神職も兼ねていたそうです。

富貴寺のご住職いわく、
かつて六郷満山の僧侶は専門職ではなく、農業を営みながら寺も守っていたそう。
いまは、檀家が少ない or いないため、やっていくのが大変で、住職のいないお寺も多数あるとか。

現在も10年に1度「峯入り」修行が行われていて、
完遂すると、六郷満山の住職にもなれるそうですが……(次の峯入りは3年後)。

続いて、真木大堂で重要文化財の仏像を拝顔したあと、
いよいよ、熊野磨崖仏へ。

看板ネコ?が昼寝する案内所で杖をかりて……。
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参道をずんずん上っていった後に、
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石段! しかも、この上の石段は不揃いで、大小さまざま、ランダムに積み上げられているんです。
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ひいひい言いながら上った先に……。
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素朴な顔立ちの大日如来と不動明王が、岩壁に刻まれていました。
なかなかの迫力。登ってきたかいがありました。

さらに上ると、熊野権現を祀った神社。
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そうして、さきほどのランダムな石段を降りきると、ひざが笑いました……。

バスの中から、財前墓地や、集落にある小さめの磨崖仏などを見つつ、
最後は、両子(ふたご)寺。
国東半島の中心にあって、六郷満山の総寺院。
不動明王を安置する本堂の護摩堂もいいけれど、とてもよかったのは、奥の院。

力持ちのお坊さんが一枚の大石をひきおろしてかけたという「鬼橋」を渡ると、
左手に渓流を伴う石段があって、
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石段を上がって進むと、崖につくられた奥の院がありました。
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裏の洞窟に入ると、不老長寿の霊水が湧き出している(「飲むのは自己責任で」と、ご住職)
ということでしたが、霊水は見つけられませんでした。

山門からの石段にはじまり、この寺はどこもかしこも絵になります。
紅葉の季節に行ったら、またいいでしょうね。
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これでツアーは終了。
私は大分空港で、ひと足先に下車しました。

あ〜、大満足。
民の信仰がぎゅうっと凝縮された地を巡れて、よかったです。

最後に、大分の食。

だんご汁。山梨のほうとうに似ているけれど、ほうとうより、さっぱりしているかな。
小鉢の切り干し大根がパリパリして、おいしかった。富貴寺そばの店「榧(かや)の木」にて。
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とり天もはずせないでしょ。ということで、季節限定「とり天ぶっかけうどん」
さっくりしたとり天、うまし。大分空港のレストランにて。
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親しくなった方にごちそうになった、まるごとピーチケーキ。
まるまる一個の桃の中にスポンジと生クリームが入っている、みずみずしいスイーツ。
大分駅ビルのケーキ屋さんでテイクアウトしました。
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大分の海鮮は逃したので、次にいただきたいと思います。

ということで、大分の旅レポートはおしまい。
長々、読んでくださり、ありがとうございました。
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by arisasaki | 2016-07-26 15:47 | レポート | Trackback

大分の旅 前編「チルドレン・フェスティバル」

大分へ行ってきました。
『おならくらげ』の絵を描いてくださった、
ザ・キャビンカンパニーさんのイベント「チルドレン・フェスティバル2016」を見学するためです。

ザ・キャビンカンパニーさんは、日頃、廃校になった小学校(旧 石城西部小学校)をアトリエにして
制作活動をなさっていますが、
年に一度、地域の方々や関係者といっしょに
アトリエの小学校で、教育イベントを開催しているんです。

渡り廊下にかかるタイトル。
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赤い屋根の校舎。かわいい。
この学校をモデルにした絵本『ほこほこの学校』(小学館)も、楽しい物語です。
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各教室に、ザ・キャビンカンパニーさんが作った室名札があって、これがまたすてきなんです。
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職員室は、ザ・キャビンカンパニーさんの創作スペース。
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教室には、立体創作や絵が展示されています。
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ガラス越しでなく、こんなそばで見られるなんて、ホントぜいたくです。

体育館では、
「ヘンテコめがねをつくろう!」という図工の時間あり、
「みんなでちんどん屋さんになろう!」という音楽の時間ありと、
参加型の楽しい授業が展開していきます。

ラスト、5時間目は図書。「絵本の世界にとびこもう!」
ザ・キャビンカパニーさんによる自作絵本の読み語り。
8月に発売される『ケチャップれっしゃ』(すずき出版)の先行読み語りも、ありました。
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このお話、すごくユニークでおもしろいです。
柔軟な発想力が、すごい!

そのあとは、サイン会。
キャビンさんに、好きな絵をリクエストして描いてもらえるんですよ。いいなあ。
私もキャビンさんといっしょに、サインさせていただきました。
そして、最後にいっしょに写真撮りました。
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石城西部小学校は、約100年前にできた学校だそうです。
こぢんまりとした校舎ながら100年以上続いてきた学校ですから、
地域の方々の多くが卒業生で、学校に深い愛着があるのでしょうね。
それだけに廃校になったときは、どれほど、がっかりされたことか。

けれども、ザ・キャビンカンパニーさんがアトリエにされたことで、
校舎は新しい命を吹き込まれたのだなと、感じました。

地域の方々やスタッフの方々、お客さんのみなさんが、
わきあいあいと交流されていて、とてもいい空気が流れていました。

学校もうれしいだろうなあ。

私はここで出会った方と意気投合。
初めて会ったとは思えないほど、いろいろ話して、
大分市内のホテルまで車で送っていただいたうえ、ケーキまでごちそうになってしまいました。

ここのところ、少しもやもやしていた気持ちがあったのですが、一気に吹き飛びました。

思いきって、行ってよかった♪

つづく……。


毎日小学生新聞7月24日掲載「きょうのなぜ? :なぜ熱中症になるの?」の記事を書きました。イラストは、うちやまだいすけさんです。
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by arisasaki | 2016-07-25 01:32 | レポート | Trackback

トットちゃんでした

新聞の広告欄に出ていた雑誌の見出しを見て、「なるほど〜」と感心しました。
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「浮かない、イタくない共感カジュアルができあがる」(「Story」8月号 光文社)

まさに今の世を表すコピーではないですか。

浮くと、叩かれる。
空気を読んで、まわりの景色に馴染んで、自分の色を出さないほうが無難。
共感を表す「いいね!」を得ると、安心する。

わかる、わかるわ〜。

私はどちらかというと、ずっと「浮いて」いたほうで、
だからこそ、できるだけ空気を読んで、自分を抑えようと努力してきたつもりでした。

かつて母親から「あなたは子どもらしい子どもだった」と、言われたことがあったのですが、
その意味がわかったのは、最近のことです。

きっかけは、黒柳徹子著『窓ぎわのトットちゃん』(講談社)を読んだことでした。
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友人でライター&ブックレビューアーの高倉優子さんが主宰する読書会に参加したとき、
優子さんがおすすめの児童書としてあげたのが、この本でした。

今さらながら読んでみて、最初に思ったのが(これ、私だ)。

さすがに小学校は退学になりませんでしたし、
授業を妨害したこともなかったはずですが(たぶん)、
トットちゃんがしていたことは、ほとんど私がしていたことでした。

うわっと思ったのですが、
おかげで、いろいろなことに気がつけました。

どうして、私は生きづらく感じていたのか。
なぜ、子どもの頃に、家出願望があったのか。

家族は好きだったので、家を出る理由なんてなかったのに、
私はなぜか、子どもの頃(小学校中学年〜思春期)はずっと家を出たいと思っていました。

それは、家庭がいやだったのではなく、
浮かないように、いろいろな制限を課している自分自身に息苦しさを感じていたんだと、
ようやくわかりました。

こうして文章を書く仕事をするようになっても、
自分を抑えて、当たり障りなく書くクセがなかなか抜けず、
それはライターとしてはよかったのですが、
創作するときは足かせになっているように感じていました。

でも、もう気にしなくていいや。
もともと浮きがちな性分だったんだから。

息子も、自分の親がどういう人間か理解できているようだし、
親が浮いていることで、子どもにまで影響が及ぶ年齢(もしくは 環境)ではなくなったようだから、
もういいかな。

と、ものすごーく楽な気持ちになれました。

今まで避けてきた自分の内面と向き合って書くことになる、
という意味では、楽ではないのですが、
もう取り繕って生きる年齢でもないので、
こと創作においては、自分で自分にかけていたリミッターをはずして取り組みたい!
と思っています。

このタイミングでこの本に出合えて、よかった。
出合う機会をくれた優子ちゃん、ありがとー!
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by arisasaki | 2016-07-01 13:32 | 思いつき | Trackback