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佐々木制作所・永久名誉会鳥ハピさん。従業員ささきありのつぶやき。児童書を書いています。既刊については、下記のホームページで紹介しています。https://www.sasakiari.com
by arisasaki
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慢性胃炎のインコの看護
病鳥を抱える方が検索して、このブログを読んでいらっしゃるようなので、
参考までにうちのセキセイインコの例を記します。

病鳥の看護をどうしていくかは、主治医と相談しつつ、
最終的には飼い主が決めることです。

ですから、あくまでも、うちのハピさんのケースとして紹介します。

ハピさんはメガバクテリア症(AGY)の原因となる真菌が見つかった後、
抗生剤の投与で、一度は菌が消滅しました。

が、一年後、換羽で抵抗力が弱ったときに真菌が復活。
抗生剤の投与で菌は消滅しましたが、胃炎が残ってしまいました。

なかなか嘔吐がおさまらず、体重が減少。
胃や十二指腸からの出血を表す黒い便が出た後、入院しました。

入院中も吐き気がおさまらなかったので、
薬をかえたら、ぴたりと止まったとのこと。

そこで退院後、その薬を飲み水に混ぜて与えていましたが、
あまり飲んでいなかったようで嘔吐が続きました。

その度に病院へ連れて行き、
注射をして症状を抑え、強制給餌によって体重維持をはかりました。

体重が25gより下がると、命に関わるそうです。
強制給餌をすると、消化器官が動き出すので、自分で食べるようになります。
食べる時間があくほど、胃酸によって胃にダメージを与えることになるので、
できるだけ、ちょこちょこ食べるほうがいいのです。

そこで、私が強制的に飲ませる投薬方法に変更。

薬は、吐き気止め、胃薬、抗生剤(止血剤を含む)。
それに、栄養剤を与えます。

エサのシード類は胃によくないため中止。
ペレットがいいのですが、ハピさんは食べてくれなかったので、
エン麦やトウモロコシ、コーンフレークなど、主治医の許可が出たもので、
ハピさんが好んで食べてくれるものを探しました。

1日2回の投薬で少し落ち着いたのですが、
低気圧の影響もあって効かない日が続き、2度目の黒い便が出てしまいました。

つぎに、8時間おき、1日3回の投薬にしたところ、ようやく体調が安定しました。
ちょこちょこ食餌をし、呼び鳴きをし、
鳥かごから外に出て遊びたいというそぶりも見せます。

ひょっとして、良くなってきたのではないかと期待しましたが、
数日前、投薬時間が合わず、1日2回の投薬にしたら、
やはり嘔吐の症状が出ました。

まあまあ調子が良くみえても、薬でもっている状態なのですね。

胃炎は初期であれば治るそうですが、
ハピさんぐらい重篤になると、治ることはないそうです(2015年現在)。

これまでの症例から、今後はどんな状態になるのか、主治医にたずねたところ、

慢性胃炎はガン化しやすいこと(すでにガン化している可能性も否定できない)。
胃が裂けて亡くなった例もあるが、最期まで食餌をして逝った子もいる。
大抵は、しだいに食べられなくなる。
もしくは、食べても体重が減っていき、亡くなる。

というような例をうかがいました。

2015年現在、小鳥の病気の多くは、対症療法になります。

飼い主として、治らない病気を抱える小鳥になにをしてあげたらいいか、迷いました。

対症療法を継続することは、小鳥に苦痛を与え続けることになるのではないか?

そう、主治医に話したところ、
「食べたいそぶりをみせるうちは、私は助けてあげたいと思います」

また、
「いま、この子はどんな気持ちでいるのでしょうね?」
という、私の戯言には、

「これまで、(生きるのに)後ろ向きの鳥は見たことがありません。
手術をしても人間のように精神的にがっくりくることはないですし、
麻酔が切れたらすぐに立ちあがります。食餌をする子もいます」

私は以前、アゲハ蝶の飼育で感じたことを思い出し、
「生きられる余地が少しでもあるなら、生きようとする。
できれば、子孫を残したいってことですかね?」
とたずねると、

「まったく、その通りです」


これで、私も心を決めました。

ハピさんが生きようとするなら、生きる余地があるなら、できることはすべてしよう! 
と。

主治医が知る例では、
ハピさんのような状態になっても、数カ月、生きた子がいる、とのこと。

言い換えれば、残された日は、長くても数カ月ということなのでしょう。

1日3回の投薬&晴天だと、ハピさんの調子はまずまずです。
投薬時に鳥かごから抜け出しては、部屋を散歩したり、家族にかまってもらいたがったりします。
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なるだけ安静にしているのがいいのは確かですが、
散歩や触れあいがハピさんのしたいことなら、させてあげたいと、思っています。

なにより私たち家族にとって、ハピさんと触れあえることは、大きななぐさめです。

対症療法とはいえ、かつてなら、なすすべもなく死なせてしまったと思うので、
こうして、ハピさんのために、なにかできるというのが、ありがたいです。

ハピさんと過ごす時間をもらえたことに、いま、とても感謝しています。
b0231554_1062328.jpg

薬で羽毛が染まり、清志郎っぽくなったハピさん。
by arisasaki | 2015-07-20 10:48 | ハピさん | Trackback
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