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佐々木制作所・永久名誉会鳥ハピさん。従業員ささきありのつぶやき。児童書を書いています。既刊については、下記のホームページで紹介しています。https://sasakipr.com
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第27回ひろすけ童話賞
拙著『おならくらげ』(フレーベル館)が、第27回ひろすけ童話賞に決まりました。
第27回ひろすけ童話賞_b0231554_10431301.jpg

10月1日の発表以来、多くの方々からお祝いのメッセージを頂戴しまして、
とてもうれしく、心から感謝しております。

『おならくらげ』は、
主人公のヒロキが自分がいやになって、つらくなったとき、
おならをしたら、おならくらげが出てきた、ということから物語が動きます。

この本のもとになった作品は、11年前に書きました。
このときは、おならくらげの正体は、
人のイライラを食べて生きる「不満を少なくするもの」として書いていました。

けれども、時を経て改稿している最中、その正体はちがう気がしてきました。

初めのうち、おならくらげの正体は、
心のなかでいっぱいになってしまった気持ちだと思っていたのですが、
いっぱいになった気持ちは心の表層にあるもので、
もっと深いところにある気持ちは、ちがうのではないかと、思いました。

日頃、私たちは社会にただよう価値観によって、
自分の幸せ度を測っている傾向にあると思うのですが、
もしも魂のようなものがあるとしたら、
現代の価値観でいいとか、悪いなどと判断してないんじゃないかと、思ったんです。

心の深いところにある気持ちは、なにを望んでいるのだろう。

そんな思いから、受賞作の『おならくらげ』になりました。

また私は、多様な生物がいるからこそ、互いにうまく生きていけるようになっている、
という生物多様性のしくみが好きなので、その思いも物語にそれとなく入っています。

おそらく、10年の年月をおいたからこそ、この"かたち"になったのだと思います。

ここに至るまで、作家仲間にアドバイスをもらうなど、
多くの方々にお世話になりました。

編集担当者さんは、私からこの物語を引き出してくださり、
もっとやわらかい言葉に置きかえるのを、ぎりぎりまで待ってくださいました。

ザ・キャビンカンパニーさんは、物語の世界を絵で広げてくださいました。

ブックデザイナーさんは、楽しげな雰囲気を出してくださいました。

今回の受賞にともない、倉庫担当者さんは、在庫の本に新しい帯を巻き直してくださいました。

受賞できたのは、そうしたみなさんの力のおかげです。

本当にありがとうございました。

受賞を機に、『おならくらげ』がより多くの方に読まれたらいいなと、願っています。














by arisasaki | 2016-10-06 10:45 | お知らせ
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