本日2月19日の
毎日小学生新聞「きょうのなぜ?」「植物はどうやって冬を越す?」の記事を書きました。
イラストはうちやまだいすけさん。
お話をうかがったのは、国立科学博物館付属自然教育園の支倉千賀子さんです。
植物は成長しにくい季節が近づくと、いろいろな工夫や準備をします。
寒さに弱い植物は、冬を休眠状態で越しますが、
ただ休んでいるわけではないんですね。
冬芽の葉や花は、未熟なものではなく、
あとは成長するだけのできあがったかたちで
縮まっていたり、カバーに覆われていたりするとのこと。
植物を見ると、いつも人に重ねて見てしまうのですが、
人生に休眠の必要なときもあるのだろうな、と思いました。
成長しにくいとき、弱っているとき、思うようにいかないとき、
まるで休眠しているような状態にあったとしても、
心のうちに育っているものがあるのではないでしょうか。
いずれ花開く季節がくる。
それまで、しっかり休んで栄養をたくわえておくのも大事なのだろうな、と思いました。