『ラストで君は「まさか!」と言う たったひとつの嘘』(PHP研究所)
の見本が届きました。
4人の書き手による、嘘にまつわるショートストーリー。
わたしは「初恋修正」「乗り換え案内」「仮想空間」など6本を書きました。
たいてい、自分が体験したなにかしらがヒントになってはいるのですが、
今回は思い入れのある物語があります。
わたしは大学4年のとき、母を亡くしまして、
それから、町中に母に似た姿を、探すようになりました。
そのころ、ふと思ったことをもとにしたのが、「乗り換え案内」です。
読んだ人の心に、なにか残る物語になっているといいな、と思っています。