ささきあり with happiness

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不確信

当然ながら、創作に正解はありません。

その上、読者は自分のこれまでの経験に引き寄せて
文章のある部分を取りだし、感じとるものですから、
創作者の意図なんてものがまっすぐに伝わることはありません。

自分に引き寄せて感じとるのが読書の楽しみですから、
本をどう読むかは、読者の自由。
本の中の世界は、その人個人のものだと思います。

そこで、ううーんと考えてしまうわけです。

平成も終わろうとしている今この時を生きている子どもたちは、
昭和生まれのわたしとは、まったくちがう時代を生きています。

その子どもたちが「読んでよかった」と、おぼろげながらにも
感じるようなモノって、なんだろう? と。

没後、じわじわと広まっていった宮沢賢治の創作物の例もありますから、
「今」を意識して創作したからといって、うまく「今」にはまるわけでもありません。

いろいろ調べて、探って考えて、結局は自分が思うものを書くしかない、
というところに戻ってきてしまうのですが、
とはいえ、私ひとりの思いこみだけで書いたものは、
伝わるものにはなりにくいです。

ほかの人に読んでもらうと、自分だけがわかっているつもりになっていて、
ほかの人には伝わってないものがわかります。

とりわけ編集者と相談しながらブラッシュアップを重ねると、
より「伝わる」モノになっていく感じがします。

なかにはガチガチの制約の中で書いたもののほうが、
のびのびと書いたものよりも、ウケるものになっていたりして、
自分の感覚なんてホントあてにならないなあと、実感します。

ただそうなると、なにを目指して書けばいいんだろうと、
再び迷宮に入りこんでしまい……。

つまり、
私は常に不確かなものを抱えて書いていくことしかできない、のでしょうね。
なにが正解かがわからないからこそ、追い続けたいんです。

そして、今日もううーんと、迷いながら書いています。















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by arisasaki | 2018-08-04 10:16 | 創作/思いつき | Trackback
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