ささきあり with happiness

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感動のどうぶつ物語 希望の光

シリーズ7冊目
『感動のどうぶつ物語 希望の光』(西東社)が4月2日発刊されます。
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今回のテーマは「希望」
生きものと関わるうちに、自分がこの命を守らなければという自覚が生まれてくる。
そんなドラマが詰まっています。

わたしは今回、日本で最初の小鳥のお医者さんからバトンを引きついだ
獣医師・広瀬学先生をモデルにした「小鳥のお医者さん」などマンガシナリオを3編、
盲導犬ユーザーになった女性のとまどいや成長を描いた
「わたしとソラが奏でる音」など短編小説3編を書きました。

このシリーズの取材をしてきて思うのですが、
どうぶつ医療の問題は、人間と通じるものがありますね。

どうぶつの医学も進歩していて、そのぶん選択肢が広がってきました。
ただし人間の医療と同じで、どんなに手厚い医療を施しても必ず快復するわけではありません。

同じ処置をしても、個々の体質や体力、病気の質によって経過は異なります。
だれにとっても万能な医療などないのです。

そこを理解したうえで、どこまで処置を求めるか。
年齢的なことや身体が衰えているものに、どこまで治療を施すのか。
それは本人が望むことなのか。
それとも家族がその人(もの)を失いたくなくて延命させているのか……。

人でもどうぶつでも、難しい選択です。

獣医師にもいろいろな考えがあり、最新医療で最大限の治療をする方針だったり、
その命が持つ力に寄りそい、生きる手助けをする範囲で治療する方針だったり、
かかる費用も含めていくつかの治療法を提示する方針だったりと、さまざまです。

自分の意志を表明できない命に対して、どう向き合うか。
相手を大事に思っていればいるほど、迷うものでしょう。

ですが、どの決断も正解です。
相手を思って悩み抜いての結論に、まちがいはありません。

大好きな相手を失ったあと、後悔がどっと押し寄せてくることもあるかもしれませんが、
どうかご自分を責めないでください。
自分を思ってくれたことに不満をもつ人(もの)はいないでしょう。

命の長さより、楽しい、うれしいと思える時間があることのほうが大事。
そうわたしは思っています。

生きているいまを精一杯生きる。
命を使いきる。

それができたら、幸せだったと言っていいのではないでしょうか。






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by arisasaki | 2018-03-31 10:14 | 出版 | Trackback

アナグラムで遊ぼう けんじのじけん

言葉遊び絵本
『アナグラムで遊ぼう けんじのじけん』(あかね書房)
作/ささきあり 絵/さいとうかおり 
発売中です!
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アナグラムは文字を入れ替えて、他の意味の言葉にする遊び。
これをストーリー仕立てにしました。

けんじの家は商店街にある銭湯。
ある日、学校から帰ると、商店街がへんてこになっていて、ええっ!?
そこへ見知らぬ男の子が来て、
「このなぞは、けんじに といてほしい」と言い……。

アナグラムを解くと、商店街を変えた犯人と、理由がわかります。
読み終えたら、自分でもアナグラムをやってみたくなるーーかも?

回文をストーリー仕立てにした、
『回文で遊ぼう きしゃのやしき』
作/間部香代 絵/ハラアツシ
も同時発売中です!


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by arisasaki | 2018-03-29 11:09 | 出版 | Trackback

水の中の八月

東京国立近代美術館で開催中の
「自選シリーズ 日本の映画監督6 石井岳龍」のうち
『水の中の八月』を観てきました。
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隕石の飛来や水不足、"石化病"という奇病の流行が重なった夏。
飛び込みの優秀な選手である泉が、競技中に石化病にかかり生死を彷徨う状態に。
命はとりとめたものの、精神状態がおかしくなっていき……。

自分の細胞と、木や土などほかの物質との境目がわからなくなっていく、
という泉の台詞に共感を覚えました。
人間は地球と同じ成分でできていることを思うと、
地球が訴えていることを細胞レベルで感じられる人もいるかもしれない。

けれども、そうしてどんどんちがう世界へ行ってしまう彼女を
どうにかして自分の世界にとどめたいと思う彼の気持ちもわかって、
せつなかったなあ。

石井監督ならではの音や風景カットで、
躍動や不安、不穏がダイレクトに伝わってきました。
これは映画館でないと、味わえないですね。

「インナーSF」と位置づけられている作品。
後年作『シャニダールの花』に通じるものを感じました。



映画を観た帰り、「Hanako」30周年のラッピングバスを見かけました。
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20年ほど前の数年間、私は「Hanako」のライターをしていました。

最初に勤めた出版社を辞めてフリーランスになってから
「Hanako」にお世話になり、多くのことを学ばせていただきました。

一時期ほかの雑誌の編集者になったものの、うまくいかず、
出版に向かないのかもと諦めかけていたときに、
また「Hanako」の編集者さんが声をかけてくださって。

かなり自信をなくしていた時期だったので、
声をかけてもらわなければ、出版から離れていたと思います。

あれから、いろいろな出版物に関わらせていただきましたが、
「Hanako」の経験がなければ、それもなかったことでしょう。

出版不況で、なかでも雑誌が最も苦境に立たされているなかで
30周年を迎えるというのは、本当にすごい!

おめでとう「Hanako」
そして、ありがとう。





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by arisasaki | 2018-03-24 21:40 | レポート | Trackback

今日は何の日? 366

『今日は何の日? 366』(PHP研究所)新発売!
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その日に関連のある偉人、歴史的な出来事、行事、記念日などを
お話として紹介する、盛りだくさんな一冊です。

帯にあるとおり、毎日がだれかにとっては「特別な日」なんですね。
毎日1ページずつ読んでいったら、歴史をはじめ雑学に強くなることでしょう。

私も偉人伝をはじめ、18本ほど書かせていただきましたが、
へえ〜そうだんだ、と新鮮に感じることが多かったです。

親子で読んで、「今日」について語り合ってみるのも楽しいと思います。
クイズ王を目ざす方にも、おすすめです!








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by arisasaki | 2018-03-23 09:04 | 出版 | Trackback

つぼみがおかの なかよしぶらんこ

キンダーおはなしえほん5月号(フレーベル館)を拝読しました。
『つぼみがおかの なかよしぶらんこ』
作/深山さくら  絵/豊福まきこ
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ポッケのおうちに、ちっちゃなお客さんがやってきます。
ポッケより小さいのに、たったひとりでお泊まりしにくるのです。
ポッケはわくわく、「ぼく、やさしくしてあげよう!」
でも、ポッケの思いはちっとも伝わらなくて……。

わかる、わかる、この気持ち。
自分の思いは受けとってもらえなくて、
いつもはお母さんが自分にくれるやさしさをとられたようで。

私も子どものころ、同じ気持ちになったことがありました。
それから、幼いころの息子や息子の友だちの顔も浮かびました。

子ども自身は説明できないこういう気持ちを
物語で読むことができたら、ほっと安心できるんじゃないかな。

子どもの気持ちをすくいあげてくれる、やさしいお話です。







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by arisasaki | 2018-03-21 11:10 | 出版 | Trackback

孤独を感じるとき

今日はこれから急激に気温が下がるそう。
気圧や気温の変動は、身体に負担がかかりますね。
みなさま、お大事になさってください。
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先日、サイクリングをしてきました。
花が咲いていて、草のにおいがして、あちこちで笑い声が聞こえて、
みんな健やかだなあと、思いました。

孤独を感じているときは笑顔の人々を見ると、自分との差を感じて
より孤独を感じてしまうこともあるから、そこには注目せずに
ぼーっと、陽に当たるだけでも、心にいいんじゃないかな。

つらい時は、図書館に行くもよし、どこか開けたところで、ぼーっとするもよし。
つらさ度に合わせて、自分にやさしいことをしていったら、
そのうち、つらいところを抜けられる時が来ます。

これから4月にかけて、しんどいと感じがちな時期ですが、
ささやかでも好きなことをするとか、
ちょっとしたものを買うとか、
毎日少しでも自分をいたわってあげてくださいね。













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by arisasaki | 2018-03-16 10:30 | 日々のこと | Trackback

常識を超越

どたどたと、軽やかとは正反対の音をたてて、月日が過ぎていくようです。
いくつかの原稿をアップして、ほっとひといき。
今回は2月をふり返りまして……
恒例の東京藝大 卒業・修了作品展を観てきた報告を。
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東京藝大の卒・修展は、キャンパス内と東京都美術館の両方で行われます。
油絵、日本画、デザイン、先端芸術表現、建築、文化財保存、染色、彫刻、彫金など様々な表現方法がありますが、
なんといってもすごいのは、常識に縛られない発想にあります。

なんだこれ!?という表現に、ぐわんと頭の中をゆさぶられるような感じ。
すごく刺激になるんです。

わたしも創作では、常識にしばられない発想を追い求めていて、
でも、読者に伝わらなければ商業出版物としては成立しないので、
常識にしばられない発想からの、人に伝わる表現に苦心します。
そうして悩んでいるときは苦しくとも、わくわくするんですよね。

だいぶ頭が硬くなってきているので、少しでもほぐしたい〜。
というわけで、東京藝大の展覧会は貴重な機会となっています。















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by arisasaki | 2018-03-06 09:37 | アート | Trackback