災害時の心のケア

遠出してました。
神戸取材のついでに、愛知にも立ち寄ったりして。

犬山城。
b0231554_10562461.jpg

城山の中腹にある、三光稲荷神社。
縁結びの御利益もあるそうで、若い女性の参拝が多かったような。

b0231554_10562954.jpg


そして、神戸。
訪れたのは、人と防災未来センター(写真の左と中央の建物)。
b0231554_10565268.jpg
1995年の阪神・淡路大震災の経験と教訓をもとにした展示から、
台風や洪水などの自然災害、東日本大震災の記録資料や映像、
そして減災のための知恵など、広く知ることができました。

人間も自然の中にある存在。
自然はコントロールできるものではない。
災害をなくすことはできないけれど、知見をもとに減災はできるはず。
そういう考えがひしひしと伝わってくる内容でした。

建物の壁には、南海トラフ巨大地震で想定される津波の最大水位(34.4メートル)が示されていて、
その高さにひるみました(赤い色で示されているところ)。
b0231554_10564587.jpg
数字だけより、こうして示してあると、実感できますね。

そのあと、となりのJICA関西で開催された、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン主催
「今、災害支援の現場で求められているもの 〜子どものこころのケア〜」
のシンポジウムを拝聴しました。

具体的な方法は、「子どものための心理的応急処置」を参考になさってください。

災害時の心のケアはもとよりボランティア活動も、押しつけると「害」になってしまう。
「何でもやります!」という姿勢は「害」になりがち。
まずは様子をよく見て、必要としていることを推し量り、
無理やり聞くのではなく、相手の言葉に耳を傾けること。
気の利いたことを言おうと思うのではなく、耳を傾ける。
あとは、そのニーズに対応できる支援者に「つなぐ」ことが大事。

といったあたりが、一番参考になりました。

励まそうとして言うことが、被災者にとっては「害」になりがちということも、
しっかり胸に刻んでおこうと思いました。


厚生労働省委託事業として、
災害派遣精神医療チームDPAT(Disaster Psychiatric Assistance Team)
という組織があるというのも、初めて知りました。

DPATは、自然災害や航空機・列車事故、犯罪事件など集団災害の後、被災地に入り、
精神的医療や精神保健活動の支援を行う専門的なチームだそうです。

精神面のケアというのは後回しにされやすい分野ということですが、
実際に災害現場に入って必要を感じた人たちが声をあげ、
日ごろから訓練等をして備えてくださっていることに、感動しました。

心のケアについては、今後も関心を持っていこうと思っています。










# by arisasaki | 2018-11-12 11:48 | レポート | Trackback

『ウキウキたのしい おんなのこの めいさくだいすき』
『ワクワクゆめみる おんなのこの めいさくだいすき』(ともに西東社)
の見本が届きました。
書店に並ぶのは、来週あたりでしょうか。
b0231554_08074383.jpg
「おんなのこの めいさくだいすき」シリーズは全4巻。
b0231554_08133905.jpg
2012年から始まった「おんなのこの めいさくえほん」シリーズの集大成となっています。
ここまで刊行できたのは、読者のみなさんのおかげです。
本当にありがとうございます。

今回も、かわいいイラスト満載ですよ。
読書の入口として、親しんでいただけたら幸いです。

なお、今回のラインナップは下記のとおりです。

『ワクワクゆめみる おんなのこの めいさくだいすき』
「美女と野獣」「ふんわり王女」「マーシャとくま」「金のがちょう」「雪むすめ」「魔法使いの弟子」「ピノキオ」「パンをふんだむすめ」「織り姫と彦星」「鉢かづき」「トム・チット・トット」「賢者のおくりもの」「ロミオとジュリエット」「真夏の夜の夢」「耳なしほういち」「オルフェウス」「幸福な王子」「ビロードうさぎ」「コッペリア」「オペラ座の怪人」「てぶくろをかいに」「名犬ラッシー」「少女パレアナ」「ジョイ・アダムソン」「マリー・キューリー」

『ウキウキたのしい おんなのこの めいさくだいすき』
「不思議の国のアリス」「ゆきしろとばらべに」「ガチョウ番のむすめ」「ジャックと豆の木」「みつばちマーヤ」「にげだしたパンケーキ」「おいしいおかゆ」「てぶくろ」「星の銀貨」「みつばちの女王」「最後のひと葉」「くるみわり人形」「あしながおじさん」「かえる姫」「うりこ姫」「アイリーのかけぶとん」「賢いおきさき」「ムーラン」「アンの愛情」「秘密の花園」「ドラキュラ」「ガリバー旅行記」「若草物語」「アンナ・パブロワ」「ナイチンゲール」







# by arisasaki | 2018-11-02 08:27 | 出版 | Trackback

『なぜ? どうして? ふしぎ366』(主婦の友社)が発刊しました。
b0231554_07420533.jpg
「ことば」「かず」「しぜんかがく」など10ジャンルにわたるコンテンツで、
子どもの素朴な「なぜ?」「どうして?」に答えます。
わたしは伝記3本を担当しました。



# by arisasaki | 2018-11-02 07:49 | 出版 | Trackback


ベネッセ「こどもちゃれんじ ほっぷ」12月号、「しまじろうの ひらがなかるた」
の文を書かせていただきました。
b0231554_07030477.jpg
「ひらがなパソコン」が読み札を読み上げてくれるので、
家族で遊ぶうちに、ひらがなを覚えてしまうでしょう。

しまじろうたちキャラクターの好きなものや得意なことなどもわかる、
親しみやすい内容になっています。

みんなでわいわい遊んでもらえたら、うれしいなあ。








# by arisasaki | 2018-11-01 07:21 | 出版 | Trackback

おいらはてがみや

10月もあっという間に過ぎました。
ご紹介したいと思いつつ、遅くなってしまいました。

「キンダーおはなしえほん11月号」の
『おいらは てがみや』
作/正岡慧子 絵/にしかわおさむ
b0231554_11143926.jpg
森の中にある「きつねの てがみや」さんは、
お客さんの代わりに手紙を書くのが仕事です。
ここには、いろいろな動物が思いを抱えて、手紙を書いてほしいとやってきます。

ひっこしのお知らせ。
気になるあの子へのお誘い。
ケンカしちゃった友だちへ。
てがみやのきつねさんへのお誘い。
そして、天国のおじいさんへ……。

ページをめくるごとに、いろいろな手紙が登場します。

てがみやさんの腕により、
それぞれの要望や心につかえていたことが解消されるのですが、
そこにあるのは、単なる文字と絵ではありません。
その人(動物)の暮らしや生き様、性格が伝わってくるのです。

子どもがわかる言葉と展開ながら、そこはかとなく染みこんでいる人生観。
それが文だけでなく、絵と画中の手紙の筆致から立ち上ってきて、
読後、自分のこれまでを振り返り、いろいろなことを思いました。

子どもが楽しみ、大人が感じ入る絵本。
折々に読み返したくなる名作です。






# by arisasaki | 2018-10-30 11:35 | 出版 | Trackback